ストーリー設計
自分の体験をどう言葉にすればいいかわからない人へ
2026.06.10
「私の体験なんて、誰も聞きたくないでしょ」
そう思っている人に、一番伝えたいことがあります。
自分もそうでした。AI教材に80万溶かした話なんて、恥ずかしいだけだと思っていたんです。「こんな失敗、わざわざ人に言うことじゃない」と。
でも、その体験を言葉にした時、反応してくれたのは「同じ状況にいる人」でした。
「自分だけじゃなかった」「同じことで悩んでた」。そういう声が返ってきたんです。
誰かの「たいしたことない」は、別の誰かにとっての「まさにそれが知りたかった」だったりするんですよね。
体験を「すごい話」にする必要はありません
「月100万稼いだ話」とか「有名企業で働いてた話」とか、そういうのがないと伝えられない——そう思っている人は多いです。
でも、伝わるストーリーに「すごい実績」は必要ありません。
大事なのは「何があったか」じゃなくて「それをどう感じたか」なんです。
失敗した。迷った。悔しかった。恥ずかしかった。でもやめられなかった。
そういう正直な感情が、人の心を動かします。実績じゃなくて、感情が人を動かすんです。
考えてみてください。自分が誰かのブログを読んで「この人、いいな」と思った瞬間。たぶんそれは、すごい数字を見た時じゃなくて、「自分と同じ悩みを持っている人がいた」と感じた時だったんじゃないでしょうか。
「言葉にできない」にはパターンがあります
「自分の体験を言葉にできない」と感じる人には、いくつかのパターンがあります。
1つ目は「何が価値なのかわからない」パターンです。自分にとって当たり前すぎて、それが人に伝える価値があることに気づいていません。技術職の人に多いですね。12年間やってきたことを「普通のことです」と言う。でも外から見たら全然普通じゃないんです。
2つ目は「まとまらない」パターンです。伝えたいことはあるのに、どこから話せばいいかわからない。あれもこれも入れたくなって、結局ぐちゃぐちゃになる。自分も最初のLP原稿がまさにこれでした。
3つ目は「恥ずかしい」パターンです。失敗談や弱さを見せるのが怖い。でもさっき書いた通り、その「恥ずかしい部分」こそが一番人の心を動かします。
どのパターンでも、解決策は同じです。「いきなり完成させようとしない」こと。
まず3行だけ、書いてみてほしいです
いきなり「ストーリーを作ろう」と言われても、何を書けばいいかわからないですよね。
だから、まず3行だけ。これだけ書いてみてください。
① あの時、こう思った
(例:「もう副業やめようかな」と本気で思った)
② こういう失敗をした
(例:教材を30万分買って、1つも最後まで終わらなかった)
③ 結果、こうなった
(例:唯一続けていたライティングだけが仕事になった)
この3行があれば、ストーリーの骨はできます。
うまく書こうとしなくていいです。きれいにまとめなくていいです。思ったことを、そのまま書くだけでいいんです。
実際、自分のポートフォリオサイトのプロフィールも、最初はこの3行から始まりました。「80万溶かした」「全部中途半端で終わった」「ストーリー設計だけが残った」。この3行が、今のサイトの全ての文章の土台になっています。
言葉にできなくても、大丈夫です
自分では「たいしたことない」と思っている体験が、誰かにとっての地図になることがあります。
同じ場所で迷っている人にとって、「この道は行き止まりだった」という情報はものすごく価値があるんです。それは、通った人にしかわからないことですから。
逆に、すごい成功体験は、迷っている人にとっては遠すぎて参考にならないことが多いです。「月100万稼ぎました」より「月1万の壁を超えるまでに3ヶ月かかった」の方が、よっぽど役に立ちますよね。
まとまらなくていいです。うまく言えなくていいです。
話してくれたら、一緒に整理しますね。3行のメモからでも、ストーリーは作れますよ。